固定費の節約は非常に重要
資産を構築していくためには、もちろん収入を増加させていくことは必要です。ただ高収入であっても、借金を抱えて家計が赤字の人はたくさんいます。
そのような人は、収入が上がるたびに支出も上げていってしまうので、お金が貯まることがないのです。シンプルな話ですが、収入と支出をトータルで考えて、プラス収支のプラスを増加させていかなければ、資産をつくることはできません。
これは、子供の頃からの習慣が影響している場合が多いです。お小遣いをもらえば、すべて使いきってしまうような生活を続けていれば、大人になっても習慣として残ってしまうのです。
そのような悪い習慣を変えていくには、すべての支出を減らそうと考えずにまずは絞っていく必要があります。そこで考えるべきなのは、固定費です。この部分を節約すると、大きく収支を改善することにつながります。
現在の固定費を書き出してみる
お金に困っている人の多くが、ドンブリ勘定で考えていて、お金の流れを正確に把握していません。そのため適当な使い方をしてしまって、赤字の状態になってしまうのです。
まずは現状の把握のため、しっかりと支出と収入の記録を毎日取っていきます。
毎月掛かる固定費で最も大きなものは、おそらく住居費用ではないでしょうか?すでに持ち家を買ってしまった場合は仕方がありませんが、今回のようなケースに当たる人は、おそらく家の購入はできないはずです。
そこで賃貸物件に住んでいることとして話を進めます。見栄っ張りの人は、どうしても収入が上がるたびに高い物件に引っ越していく傾向があります。
ただこれではいつまでたっても、支出が増大していくだけです。少しでも安い物件を探して住むようにしましょう。今よりも1万円家賃が安くなるだけで、年間で12万円のプラスですからかなりの節約効果があります。
東京近郊でも駅一つ違うだけで、かなり賃貸価格が変わりますので、リサーチして固定費を抑えていきましょう。
それと現在の固定費で大きなものは通信費です。この部分を、あまり意識していない人が多いのは驚きます。発売のたびにスマホを買い替え、あまり考えずにメーカーが提案するプランに申し込んで毎月高い金額を払っているケースがよく見られます。
これなども使う機能を考えて、格安のスマホに乗り換えることも検討したほうがいいです。私も実際に使用していますが、特に問題なく利用することができます。
動画を一定以上見る場合は、余計に通信費を支払う必要がありますが、そもそもパソコンがあればスマホの小さい画面で動画を見る必要もありません。
使う機能を絞って、格安スマホに切り替えてしまえば、年間で大きな支出減になります。やたらと機種変更することもなくなるので、長期にわたって節約になります。
最後に
今回は家賃と通信費を例に出しましたが、固定費の削減は年間の支出に影響してくるので、大きく収支を改善してくれます。他にも惰性で毎月、商品の定期購入をしているのなら、そういったものも止めてしまえばいいのです。
固定費は、変動費に比べて分かりやすいので、まず最初に手をつけることをお勧めします。