NISA(少額投資非課税制度)で長期投資の勧め
昨年の1月から始まったNISA(少額投資非課税制度)ですが、証券会社の営業や宣伝の効果もあり、今ではかなりの人が参加しています。
ちょうど株式の売却益の税金が10%から、元の20%に戻った時期です。それによる株価の下落を抑えるために出来たという目的もありますが、特に投資初心者にはお勧めできる制度です。
人気が出たと言っても、まだまだ一部の人しか投資を行っていないので、引き続き国や証券会社も利用を促しています。昨年度は株高の影響もあって、利用者の大半が通常の利益にプラスして税金の優遇を受けてプラス収支を出しています。
NISAの口座は1年間に100万円までの取引しかできないので、富裕層向けというよりも少額の投資をする一般投資家向けです。この範囲内なら、利益に対して掛かる20%の税金がゼロになるので相当お得です。
20%の利益を上げるのはかなり大変ですから、もし投資をするのならNISA口座は必ず開設しましょう。手続きも簡単なので、ほとんど手間もかかりません。
そして100万円以上の投資がしたい場合は、通常の口座で売買すればいいので使い分けをするようにします。
今年からは、利用する金融機関も1年毎に変更可能となったので、サービス内容の良いところに乗り換えも可能になりました。私の場合は、以前から開設していたマネックス証券でNISA口座を利用しています。
マネックス証券なら、何と全商品の買い付け手数料がキャッシュバックされるので、実質無料で株式売買+投資信託にもお金が入れられるのでかなりお得です。
基本的に投資の初心者の人には、投資信託をお勧めします。複数の銘柄の組み合わせなので、個別株のような乱高下はしにくいですし、毎月一定額を積み立てていけばさらにリスクを減らすことも可能です。
いわゆるドルコスト平均法のメリットを生かすことができるので、長期の運用により資産を構築していける可能性が高くなります。大富豪と言われる人たちも、このような積立式の投資は好んで行います。
素直に真似してみたほうがお金持ちへの近道となります。逆に資産を作れない人ほど、一発勝負やギャンブル的な危険な投資が大好きなので結果的にすべて資金を飛ばしてしまったりするのです。
レバレッジを掛けた信用取引などに手をだすと、大きな借金を背負ってしまう危険性もあるので手を出さないようにしましょう。やはりまずはNISAからを活用していくのがお勧めです。